私のザルカゴ好きはどこから来たのか、私だけが知っている笑)。
そう、記憶の始めは6歳あたり。祖母と裏山の畑に長い道を登って行ったのでした。耕すときも肥やしを入れるときも収穫するときもタケやツルで編んだカゴを手に美しい動きをしていました。帰り支度もテキパキしていました。大きなタケ製の背負いカゴの肩紐には古布を裂いて太く巻きつけてありました。その色が背負いカゴと素晴らしくマッチしていて幼心に焼き付けたようです。思い出す光景は天然素材を使った手作りのモノ。すべて美しいのです。
さて、本日は成田山新勝寺の表参道を歩きました。往路は新勝寺の山門前まで商店の看板を確かめながら買い物プランをしながら。
復路は「藤倉商店」で籐製品、竹細工、木工品をゆっくり見てまわりました。以前から欲しくて探していたヤマブドウのツルカゴのデザインもサイズも私のイメージと一致していることに「これぞ出会いかも〜」と。なにしろ売れたら次は長く待たされるのですから。お値段は相場価格の5万8千3百円で内袋は付いていません。なのでカゴの編み方の良し悪しがわかります。信頼できる職人技です。うーん うーん、唸りました。

裏側の棚に回ると輸入品があり値札は2万円台です。自宅にあるサイズ大きめのアケビのツルカゴ、小さすぎな竹カゴ、水草のカゴなどがポワンポワンと浮かんでなかなか沈みません。買えば職人さんにメンテナンス頼めます。20年は持ちます。私の健康寿命は? 持たない。アハハハ
お店の方は肩を落として、私は肩を上げて、外で長いこと待っていてくれた「そらまめ」は笑いました。お店の入り口のカゴや木工品も魅力的でした。

「金時のあま太郎」で白あん、あずき餡をお土産にしました。変わらない餡の量ずっしり。ご仏壇にお供えしましょ。
6万円弱の籐籠を振り切ったあとだったからかしら。アジアンショップで貝のアクセサリーとインド綿のサリエルパンツを買いました。
来夏は野良着にしましょ。畑をアラジンのごとく軽やかに右往左往する私が見えます。