2019年02月25日

豆菓子 「すずめ」


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私の記憶の中の豆菓子の名称は、「雀の卵」です。
東京タワーの建設、東京オリンピック開催、山里にもテレビが普及しました。山深い村ですから山の中腹辺りまで共同アンテナを設置したのです。テレビ本体価格+アンテナ設置料金となり、高額だったことでしょう。
嵐、雪の影響でテレビが映らない! という事態が度々起きました。

駄菓子はどのお店も量り売りでした。「雀の卵」は、1円で2個買えました(^^)。10円で20個も買えるし、その味は私には三重奏の調べを目を閉じてゆったり聴いているような、「至福の味わい」まさにそうでした。

夢は「箱買」でした。夢が続いていたら「爆買」していたことでしょう。

「比較文化」に話を飛ばしますと、小・中学時代はなににしても比べる材料が少ないので夢は健在でしたが、村の外に出てからはヒタヒタジワジワと、いろいろをいっぱいがあることを知り、いろいろたくさんたくさん見たり試したりして面白さが広がって行ったのです。

2017年宮崎のスーパーで「雀の卵」の袋菓子を見つけました。もしかしたら置いてあるかも、と念じながらスナック菓子の棚を見てまわりました。見つけた時はそれまで経験したことのない新鮮な驚きでした。

実際に食べてみると、硬い!  しょっぱい!豆に行き着くまで口中で格闘しました。私の歯が弱ってきていましたからかもしれません。記憶の味との違いが大きいと感じました。記念に数袋を土産にして友人たちに配りました。大分出身の友人は懐かしい!と。寒冷地出身の友人は見たことも食べたこともないという感想でした。

でー、話のまとめに入ります。

つい先日、私の「すずめ好き」度合いを面白がって聞いていた娘がくれました。「すずめ」の生まれは熊本でした。

お豆の形は理想的なふくら雀です。

豆菓子ひとつで、大変な長い旅を楽しめました。頭の中がイキイキしてくるのでした。



posted by くろまめ at 13:39| Comment(0) | 日記
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